三菱 ACサーボモータ HA80NC-S

ACサーボモータのステータの構造は基本的にコンデンサ分割相単相非同期モータと同様です。固定子には、相互に 90 度異なる 2 つの巻線が装備されています。1 つは励磁巻線 Rf で、常に交流電圧 Uf に接続されています。もう 1 つは制御巻線 L で、制御信号電圧 Uc に接続されています。そのため、ACサーボモータは2サーボモータとも呼ばれます。

AC サーボ モーターに制御電圧がない場合、ステーター内の励磁巻線によって生成される有効な磁界のみが存在し、ローターは静止します。制御電圧がかかるとステータに回転磁界が発生し、ロータが回転磁界の方向に回転します。通常、モータの速度は制御電圧の大きさに応じて変化し、制御電圧の位相が逆になるとサーボモータは逆転します。

ACサーボモータの動作原理は分相単相非同期モータと似ていますが、前者の回転子抵抗は後者よりもはるかに大きくなります。したがって、サーボモータは単機の非同期モータに比べて、起動トルクが大きい、動作範囲が広い、回転しない現象が発生するという3つの大きな特徴があります。